熊本地震の復興の地域差も問題だが一番の問題は建設作業員の「人手不足」です

tatemono_jutakugai

 

 

いつものようにネットニュースサイトやブログサイトをうろついていたら、こんな記事を見つけました。

 

熊本地震の報道をすっかり見なくなったので、どこまで復興が進んでいるのか自腹で確かめてきた

 

トランプ氏に小池都知事、電通にカジノに韓国大統領…。日々めまぐるしくニュースが駆け巡っているわけですが、すっかり目にしなくなった報道がありませんか?

そう、熊本地震です。

 

2016年4月14日、熊本県熊本地方を震源とする、M6.5の地震が起きました。しかしこれは前震にすぎず、4月16日にはM7.3の本震が発生。九州地方に大きな損害をもたらしました。

熊本県西原村と益城町では震度7を記録。熊本県・大分県で18万棟を超える家屋が被害を受け、熊本県では18万人を超える避難者が出ましたが、復興はどこまで進んだのでしょうか。

自分の目で確かめるべく、ジェットスターのセールで1990円の成田ー熊本のチケットを確保。有給休暇を使って熊本県益城町へ行ってきました。(2016年11月9日・10日取材)

熊本地震の報道をすっかり見なくなったので、どこまで復興が進んでいるのか自腹で確かめてきた
トランプ氏に小池都知事、電通にカジノに韓国大統領&。日々めまぐるしくニュースが駆け巡っているわけですが、すっかり目にしなくなった報道がありませんか?そう、熊本地震です。2016年4月14日、熊本県熊本地方を震源とする、M6.5の地震が起きました。しかしこれは前

 

記事は東京の記者さんが熊本地震で大きな被害を受けた益城町に行って取材したもの。

崩れた家屋がそのままの写真も多く、かなりセンセーショナルな内容となっております。

 

書いてある内容はほぼその通り。

復興が全然進んでいない地域があるのも確かです。

ただもちろん復興が進んでいる地域もあります。

 

記事の中でも黒潮市場の駐車場内に作られた屋台村(屋台村は既に終了しました)や空港近くの仮設住宅の写真がありましたが、あのように地震から前進している人達もたくさんおられます。

 

あと私は益城町の隣の熊本市東区に住んでいますが、熊本市であんなに壊れている家屋はほとんどありません。

既に解体が終わり、

更地になっているところが多いです。

 

こうやってみると復興に地域差が出ているのがよくわかります。

でも復興の地域差よりも深刻な問題があるのです。

 

ピンハネも問題だが一番の問題は人不足

 

 

もちろん一番の問題は建設作業員の不足です。

東日本大震災の復興や東京オリンピックの需要などで、ただでさえ少ない建設作業員を取り合いをしていて、熊本でも建設作業員の数を集めるだけで四苦八苦している業者はたくさんあります。

 

そして取り合いに勝つためには、作業員を集めてくれる仲介業者にある程度頼るしかありません。

 

ちょっと前に熊日の記事になっていましたが、間にたくさんの仲介業者が入って実際に解体作業をした業者に全然お金が入ってこないという事態が起こっているのです。

 

それなら仲介業者を排除すればいい。

 

簡単なことです。

でもそうすれば現場作業員を調達できない事態になってしまいます

 

結局復興を進めるためには人間を集めることができる仲介業者使うしかない現状。

これが一番復興の足かせになっているような感じがします。

 

まあね、建設作業員の単価を上げればなり手が増えて、ピンハネをするような仲介業者を排除できる可能性があります。

 

人手不足なので生半可な賃金上昇では来てくれない

 

ただ最近はどの産業でも人不足なので、給料を上げただけで人が来る確証がないのも事実です。

若い人はキツイ仕事を敬遠しても今はすぐに仕事が見つかる時代です。

国が本腰いれば作業員を確保する算段をつけなければどうにもなりません。

 

復興を進めるためにも、現場作業員を集める良い手段を国は考えてほしいものです。

 

追記(2018年2月2日)

 

この記事を書いて1年ちょっと過ぎましたが、自体はそれほど変わっていませんね。

それどころか建設業界の人手不足がさらに深刻化した感じです、

 

少子高齢化でただでさえ労働人口がマイナスになっているのに、好き好んでキツイ、汚い、給料安いの3Kの建設業界に来たいとは思いません。

 

まあ昔に比べたらだいぶん改善しましたが、まだまだブラックですからねえ。

 

ホワイトカラーみたいにタイムカードを押して労働時間を管理できるような職場ではありません。

 

ほとんどの場合は、現場に出勤して直帰というのが建設現場の当たり前。

近場だったら言いですけど、下手したら現場まで片道2時間掛かる場合もありますから。

 

これは私の実話です。

実際私が型枠大工さんのところでバイトしていた時は毎日この状態でした。

熊本市に住んでいるのに、自動車運転して八代市の現場まで通っていたので。

 

熊本の場合、震災の復興事業に加えて、桜町の再開発と熊本駅の建て替えというビッグプロジェクトが進行中。

 

建設業界的に一番大変な時に地震が発生してさらに人手不足に拍車が掛かったという感じです。

 

阿蘇の復興事業では落札不調になる工事が続出していますし、

この人手不足を解消するためさらに賃金アップを行い、他の業界から人手を持ってくるしか解決しないように思えます。

 

復興を早めるには建設業者の努力だけではどうしようもありません。

自治体も復興を早めたいのなら、補助金などを出して建設業者が人員を集めることができるようにアシストすべきだと考えます。