地震保険の査定を受けた者が語る「査定前の準備」と「実際の査定の方法」について

 

 

 

熊本地震で家財道具に大きな被害が発生し、地震保険の査定を受けました。

この記事はその過程を書き留めたものです。

 

査定を受ける際のポイントなどを書いているので、参考にして頂けたら幸いです。

 

なおこの記事の内容は2016年5月のものです

地震保険の区分など一部変わっているところがあるのでその点はご注意ください

 

 

スポンサーリンク

地震保険とは?

 

地震保険とは、地震で所有する建物や家財に被害があった場合、その被害が基準を超えると保険金が支払われる保険であり、火災保険と一緒に加入するのが通常です。

 

保険金は

 

建物が最大5000万円、

家財が最大1000万円

 

まで掛けることができます。

 

うちの場合は賃貸物件に住んでいるので、家財の地震保険だけ加入していました。

 

実際加入するつもりはなかったのですけど、保険代理店の方が昔からの知り合いで、地震保険にも加入した方が良いと勧められたので加入したものです。

 

私自身FPの資格持っているのに、代理店の勧めにホイホイ乗るのは問題かもしれませんけどね。

 

でもこういうしがらみはどこにでもあるもの。

今回はこのしがらみのおかげで助かりました。

 

熊本はもともと地震が少ないと、言われていた土地です。

 

地震保険に加入しても保険料を支払うだけだろうと思っていましたが、まさか地震保険に助けられることになるとは・・・

地震保険の加入を勧めてくれた知り合いに感謝です。

 

スポンサーリンク

地震保険の査定前にやっておくべき準備

地震保険は他の保険の査定に比べると比較的被害者の言い分が通りやすい傾向にありますが、査定前に準備をしておけばさらに認められやすくなると思います。

 

具体的には、

・スマホやデジカメで傷ついた物や壊れた物の写真を撮影しておく

・壊れれた物や傷ついた物の一覧表を作っておく

 

最低限この2つは必ずやっておきましょう。

 

詳しくは後述しますが、地震保険は小さな傷であっても、地震で付いたものであれば地震保険支給の対象となります。

ホントにかすり傷で物の使用に影響がない物でも傷は傷なので申告しましょう。

そして申告する場合に大いに役立つのが画像です。

今はスマホやデジカメで簡単に撮影できますので必ず撮影してください。

 

また査定の時に査定漏れがないようにするため、壊れた物や破損した物の一覧表を作っておくことも是非やっておきたいことです。

 

他のことをともかく、この2つだけは絶対にやっておきましょう。

 

 

 

スポンサーリンク

地震保険の査定とはこういうもの

 

地震保険は定型的にいくつかのグループに家財を分け、それをパーセンテージ化して支払う保険料が決まります。

 

家財は大きく分けて、

・食器陶器類
・電気機器類
・家具類
・身の回りのもの
・寝具服類

 

の5つに分類されます。

この5つの中ではさらに細分化されており、家具類なら、タンス、食器棚、サイドボード、机椅子、食卓になります。

 

そしてそれぞれにパーセンテージが与えられていて、それをどんどん加算していって被害の割合を出します。

 

 

例えばタンスが2つ壊れたとすると、家具類の中のタンスに配分されたパーセンテージが損害認定され加算されます。

 

これは1つ壊れていればそのタンスに配分されたパーセンテージがすべて与えられますので、2つ壊れようと1つ壊れようと違いはありません。

 

また地震保険(家財)は火災保険と異なり、一定の割合の損害が認められないと保険金が一円も支払われません。

 

保険金が支払われる割合は、

全損(損害の認定が80%以上)は保険金100%、
半損(損害の認定が30%以上80%未満)は保険金50%、
一部損(損害の認定が10%以上30%未満)は保険金5%

となっており(家財の場合です)、

損害の認定が10%に満たない場合は1円も支払われません。

 

これは制度として決まっているので、制度に関して査定員に文句を言うの止めましょう。

 

査定自体に納得できない場合は、不服申し立てができますのでそっちを活用してください。

 

スポンサーリンク

地震保険の査定はこう行われた!!

 

査定の前日、午前中に査定に伺いたいという電話があったので、それを了承して待つことに。

 

査定員は約束の時間ぴったりに来られました。

査定員は二人で、一人はタブレットで入力したり写真を撮ったり、もう一人が聞き取りをして被害を紙に書いていました。

 

基本ヒアリング方式で、査定員の一人が、〇〇の被害はありますか?と質問してきますので

それに合わせて被害にあった現物を見せたり、写真を見せたりします。

小さな傷でも破損と認められますので、しっかりと査定員の方に見せるようにしましょう。

 

重要なのは「破損の認定について、少しの傷がついただけでも認められる」場合があること。

別に使用不能になっている必要はないのです。

 

 

例えばこのテレビ。

本震で床に落ちたので傷が付きましたが、テレビとしてはまだ使用できます。

でも傷が付いたので破損と認定されました

 

また片付けなどをして捨ててしまったものでも、当時の状況をしっかり説明し、部屋全体の被害の写真があれば、その捨てたもの自体の写真がなくても状況から破損したと認められたものもありました。

 

あと物によっては、破損と認められないものも当然存在しました。

 

私の場合で言えば書籍。

どうやら水に濡れてヨレヨレになったものが対象になるみたいで、本棚から落ちて書籍がちょっと曲がってくらいでは認められないようです。

 

もちろん査定員によっては破損認定されるかもしれませんけど。

 

その一方、東日本大震災で被災された方のブログでは衣類や寝具はなかなか破損したと認められないと書いてありましたが、少なくとも今回の熊本地震ではそんなことはありませんでした。

 

私の場合は寝具が割と簡単に破損と認定されたので。

配分されるパーセンテージが変更になったのかもしれません。

 

スポンサーリンク

査定の結果は?

 

1時間の査定の結果、うちの損害は30%強と判断されて半損と認定されました

 

もともと掛けていた金額が低くかったのでそれほど支払われる訳ではありませんけど、これでいくつかの電化製品や収納器具を購入できます。

 

スポンサーリンク

終わりに

 

査定は結構拍子抜けしました。

査定員の方も親身にこちらの話に耳を傾けてくれて、それでかなり被害認定して頂いたと思います。

 

あとやっぱり被害を受けた証拠として、写真は大事だと思います。

今回の場合、デジカメが壊れたためガラケーで写真を取ってのですけど、そのガラケーで撮った写真で被害の認定もスムーズに進んだと思います。

 

損害保険会社の方って小さい粗さがしをして、できる限り保険金を支払わないようにする人たちという偏見がありましたが、少なくともうちに来た査定員の方はそんな感じが全く無く、どちらかと言うと私たち被災者の味方って感じさえしました。

 

もちろんうちに来た査定員さんが特に良い人達だったという可能性はゼロではありませんけど、いちいち身構える必要はありません。

 

これから査定を受ける方は、しっかりと被害を申告すれば大丈夫です。

また自分自身でこれは認められないだろうと決めつけず、地震で被害を受けた物については、地震保険の対象になるか、査定員の方に聞くようにしましょう。

 

査定に難癖をつけるのは当然NGですが、保険の対象になるかどうか聞くのはOKですので。