【サブリース契約】家賃10年保証の話がこじれて家主が訴訟を提起したらしい

 

起床後、いつものようにダラダラとネットニュースを見たら、このニュースが目に飛び込んできました。

 

 

家賃減収、大家が提訴へ レオパレス21「10年不変」

家賃収入は10年間変わらない契約でアパートを建てたのに、6年後に減額されたとして、愛知県の男性(80)が22日、サブリース大手「レオパレス21」(東京都)を相手に、減額分の支払いを求める訴訟を名古屋地裁半田支部に起こす。同様の減額事案は全国で相次いでおり、少なくとも100人以上のオーナーが一斉提訴を検討している。

 

2017年2月22日 朝日新聞のサイトより引用

http://www.asahi.com/articles/ASK2P5HZ6K2PUTIL04V.html?iref=comtop_8_03

 

簡単に書けば、某社が10年間の家賃保証するから賃貸物件建てませんか?と勧めてきて、それを信じて建てたら10年経過していないのに家賃が引き下げとなってしまった。

 

約束した賃料との差額を払えと求めているのが今回の話です。

 

 

10年保証と言うけれど、契約書をしっかり見てみれば

 

セールスマンは家賃10年保証と言うかもしれませんけど、セールスマンの言うことなんて話半分に聞かなければいけません。

 

あくまで元となるのは契約書ですので。

 

今回問題になっているのはサブリース契約。

 

サブリース契約とは家主が自分の金で建設した物件を不動産会社などが一括借り上げ。

そして不動産会社はその借り上げた部屋の賃借人を探して賃料を得るという仕組みです。

 

家主には不動産会社から一定期間賃料が支払われるので実際空き部屋が出ても損はしない。

そういう契約だと家主は信じているのが普通。

 

しかし契約書を見ると、小さい字でいろいろと例外条項が設けられているのです。

 

例えば「近隣物件の相場が下落した場合は契約の変更ができる」とか、何かあれば10年間保証した賃料を引き下げることができるようになっているのが一般的。

 

家主さんに限らず、日本人って契約書を隅から隅まで読まない人多いですからね。

 

仮に読んでこの条項に気付いても、たぶんセールスマンはこれは例外条項であり滅多に適用されませんとか言うのですよ。

 

基本サブリースの場合は契約するまでに家主とセールスマンが信頼関係を築いている場合が多く、このセールスマンが言うのだったら間違いないと勝手に信用してしまうのです。

 

知らない人には警戒するのに、一端信頼したら無条件に信用してしまう人って多いのですよね。

 

でも忘れてはいけません。

セールスマンは家主のためでなく、自分の会社の利益を第一に考えていることを。

そりゃあそうです。

セールスマンは会社から給料貰っているのですから。

 

 

今回の場合は契約書も問題なかった?

 

 

一般的には契約書読まない方が悪いで終わるのですけど、今回の件はちょっと違うようです。

 

 

訴状などによると、男性は愛知県知多市に2階建てアパート(20戸)を建て、2005年1月に同社と月額77万7800円のサブリース契約を結んだ。同社は「30年間、賃料は減額しない」と説明。契約書では「賃料は当初10年間は不変」と明記されたが、経営難を理由に11年10月に約10万円の減額を求め、男性はやむなく受け入れた。だが業績の回復後も家賃は戻らないことから、男性は家賃の増額と、交渉を始めた16年7月からの差額約81万円の支払いを求めている。

 

契約書には問題はなく、その後サブリース契約を結んだ会社が経営難になったので仕方無く契約書にない減額を受けいれたが、その後経営難を脱却した後も減額した分を戻さなかったので、話がこじれたようなのです。

 

まあ会社としては、一回減額した分を戻したくはありませんからね。

 

その一方家主の方は会社を信頼したのに裏切られたという想いが強いのでしょう。

 

このような裁判は会社側が世間の目を気にして和解しようとするのが一般的。

 

ただ新聞に載った以上、会社としてはもうかなりの痛手でしょうね。

 

 

契約を結ぶ場合は音声録音をしておくべき

 

一般的にセールスマンが言うことを鵜呑みにしてはいけません。

セールスマンは契約を結ぶため、適当なことを言いますので。

 

そして後で問題となっても、言った言わないで揉めることになり、証拠がないので家主側が泣き寝入りというパターンが多いのです。

 

そのためセールスマンと話をする場合、音声録音することをお勧めします。

今はスマホを使えば簡単にできますからね。

 

そして音声録音する際はそのことをセールスマンに伝えてください。

音声録音という証拠が残ることになると、後で言った言わないで終わらせることができなくなります。

セールスマンも適当なことを言えなくなりますので、一定の牽制効果を期待できます。

 

それと無断録音は訴訟で証拠にならない場合もあるので、その点からも一言断っておくのが無難です。

 

また音声録音を取った後、それを聞き直し、問題がありそうなことは、セールスマンの上司に電話で確かめるようにしましょう。

当然その通話も録音するのを忘れず。

 

これだけすればセールスマンが勝手に言ったことで終わらせることができなくなりますからね。

 

サブリースの契約はできる限り慎重に行わなければいけません。

音声録音なんて面倒と思うかもしれませんが、後で泣かないために必要なことだと思って、確実にするようにしましょう。