熊本市議会の「のど飴問題」について思ったことを書いてみた

日本どころか全世界に配信されて熊本市議会の恥を晒したいわゆる「のど飴問題」。

熊本市民である私の意見を書かせてもらえば、「どちら側もいい加減にしろ。でもさすがに処分が重すぎ」。

これが率直な思いです。

 

 

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のど飴問題の簡単な流れ

 

問題が起こったのは2018年9月28日の熊本市議会。

某女性市議がのど飴を舐めながら質疑をしたため、それに気付いた議長が質疑を止めることに。

女性市議によると喉の調子が悪く、咳が出ないようにするため、事前にのど飴を舐めたそうです。

 

熊本市議会はこの女性市議に謝罪を要求しましたが、女性市議はこれを拒否(正確には、市議会の事務局が用意した謝罪文を読むことを拒否)。

 

結局8時間市議会が止まり、女性市議には1日の議会出席停止処分が下されました

 

これが簡単な問題のあらましです。

 

これだけ読むと、いろいろな意見があると思います。

のど飴を舐めながら質疑するなんて、常識を疑うと考える人もいる一方、咳が出て迷惑を掛けないようにのど飴を舐めたのだからこれを責める奴がおかしいと考える人もいるでしょう。

 

また議会が円滑に進むように事務局がお膳立てしたことに背いて混乱を起こしたことに苛立ちを感じる人がいる一方で、悪いことをしたと思っていないのに謝罪文を読ませようするのは基本的人権の侵害と考える人もいるかもしれません。

 

この辺は人によって意見が分かれるでしょうね。

 

 

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女性市議と熊本市議会それぞれの問題点

では個人的に市議と市議会、今回の問題に際して両者の問題点について書き出してみることにします。

 

女性市議の問題点

まずは女性市議の方から。

1つ目はのど飴を舐めることの許可を得ずに質疑をしたことです。

そんな小さなことに許可なんていらないと考える人もいるでし、咳が出ないようにやむを得ずにしたのだから許可を得る必要はないと思われるかもしれません。

 

でも考えてください。

大事な商談の時にのど飴を舐めながら話をする人を見てどう思いますか?

一般的な常識を持った人なら、そんな奴信用できないと思うはずでしょう。

 

今回は議会ですけど、議会での発言は市民を代表して行うもの。

それなのにのど飴を舐めながら質疑をするなんて常識がないと思われても仕方ないでしょう。

 

また今回の場合、咳の止めるためというちゃんとした理由があったのですから、事前に許可を取れば良かったのです。

それをしなかったのは完全に女性市議側の過失だと考えます。

 

まあ、それくらいのことで許可を取るのは、相手にも悪いと思ったかもしれませんが、この女性市議は以前の赤ちゃんを議会内に連れて来たことで、確実に市議会内での心証が悪くなっていますからね。

慎重にことを運びべきだったと思います。

 

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そしてもう一点、今回のことで謝罪することを拒んだことです。

まあね、ご本人が悪いことをしたとの認識がないこと。

さらに用意された謝罪文を読むことに納得できなかったのでしょう。

 

ただご自身が主張されるように質疑が大事だったなら、一旦ここは謝罪をして質疑を再開する方が市民のためになったのではないでしょうか?

 

市議の役目は市民に代わって議会で質疑をすることです。

できればそっちを優先して欲しかったですね。

 

 

市議会の問題点

次は市議会側の問題です。

 

まずのど飴を舐めながら質疑をするのは失礼なことだと思います。

でもそれは一言注意すればいいことではないでしょうか?

 

少なくとも今回は咳が出ないようにするためだと、ちゃんとした理由があるのですから、それほど目くじらを立てて責め立てるようなことではないと考えます。

というか、少なくとも咳を出して質疑の邪魔になってはいけないと考えてのど飴を舐めているのですから、議会軽視どころか議会を尊重しているからこそ、のど飴を舐めたとも思うことができるでしょう。

 

そしてもう1点。

こちらの方がさらに重大なのですが、のど飴を舐めたことと謝罪をしなかったことで議会出席停止にしたことは大問題だったと思います。

 

市議の仕事の1つは議会に出席して質疑をすることにより、市民の利益を守ることです。

つまり市議会に出席して質疑をすることは必要不可欠な行為であり、簡単に奪ってはいけないもの。

 

しかし今回市議会は出席停止を決めてしまいました。

ここまで大きい処分になったのは、以前からこの女性市議の行動を苦々しく思っていたことも理由の1つになっているとの報道もあります。

 

確かにこの女性市議に関しては、赤ちゃんを勝手に市議会に連れてきて問題となったり、また体調悪いと言って議会を休んだのに東京で政治活動をしていたという話があり、他の市議が批判的になるのも仕方ありません。

 

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でもだからと言って今回の問題で出席停止にするのは、処分が重すぎます。

お灸を吸えるという意図もあるのかもしれませんが、たぶん逆効果でしょう。

 

現に今回の問題で熊本市議会は猛批判されていますからね。

熊本市民としては恥ずかしい限りです。

 

 

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終わりに

市議会の品位を保とうとするのは良いと思いますが、さすがにこの問題で何時間も議会を中断し、さらに出席停止にするのはやりすぎだと思います。

 

これだと市議個人に対する意趣返しに思われてしまうし、実際リベラル的な人たちからはそのように断定されて非難されていますからね。

 

以前の記事でも書きましたが、私は今回の問題を起こした市議は大嫌いです。

でも今回は市議会側がやりすぎです。

 

今度はまた問題が起こっても、粛々と適正な処分を下して欲しいと思います。